待遇、労働環境

年間5日の有給休暇取得が義務化 あなたの会社は守れそう?

こんにちは!ホクホクです。

昨年成立した「働き方改革関連法案」により2019年4月1日から10日以上の有給休暇が付与される労働者全てが時季を指定して年間5日の有給休暇を取らなければならないことが決まりました。

日本は有給休暇の取得率が低いと言われていることから成立した法案だと思うのでしょうが、本当にそんなに簡単に有給休暇の取得促進できるものなのでしょうか?

 

工場勤務だと時季を指定しての有給休暇は難しい

有給休暇を個人単位で時季を指定して取得するという法律なので、工場の稼働、シフトの予定が組みづらくなることは間違いありません。

大きな会社、工場だと余剰人員を何人か抱えているため、1、2人くらい休んだくらいでは稼働ができなることはないと思いますが、ギリギリの人員でラインを動かしている工場の場合はどうでしょうか。

従業員が一人でも休んでしまうと製造ラインが動かすことができなくなってしまう工場もあるのではないでしょうか。

ギリギリの人員でやりくりしている工場の場合だと、急な欠勤が出た場合には他の従業員が残業や休日出勤をしてなんとか乗り切っているのです。

2直体制で昼夜ともに稼働している工場で夜の従業員が急に一人休みになったとなると、昼勤務の従業員が一人夜まで勤務することとなります。

その人は16時間働いて、2~3時間仮眠してまたすぐ出社しなければならないという地獄のような労働時間になります。

この16時間勤務が、急な欠勤の時だけではなく、有給休暇5日分×従業員数だけ増えるということですね。

ギリギリの人員数でやりくりしている工場からすると、

 

「絶対嫌だ!」

 

会社だけではなく、従業員からも苦情の声が聞こえてきそうです。

では、このようなギリギリの人員数で成り立っている会社は有給休暇とってないの?と思われるかもしれませんがそんなことはありません。

工場が扱っている製品にもよるのですが、1年間の中で、必ず暇になる時期がどこの工場もあります。

ラインを稼働させず、設備のメンテナンスや掃除だけをする時がまれにあるんですよ。

そういう閑散期に上手く有給休暇を取得しているんですね。

 

このように工場はが暇な時期に有給休暇をどんどん取っていくのは良いと思うのですが、予め取得時季を定めて計画有給休暇として年5日消化するのは難しい気がしますね。

ちなみに、本来有給休暇は従業員の意志で好きな時期にとれるものですが、忙しい時期にいきなり休まれてしまうと、会社は困ってしまいます。

そこは、会社と従業員お互いが損をしないようにうまく調整して有給休暇を取得していかなければならないでしょう。

俺も若い頃は人手が足らない時、代わりにラインに入れられてたな。最高48時間ぶっ通しで働いたぜ!

今はそんな時代じゃないですよ。そんなこと自慢してると時代についていけないですよ。

私は常に定時上がりですねー。残業ほとんどしていないです。工場がどうしても忙しい時にたま~に休日出勤するくらいですね。

ほんとに時代はかわったよな。今では昔みたいな働き方はもう無理だな。体力的にも精神的にも。

 

事務職だと有給休暇消化は簡単だが根本的な解決にはならない

工場現場勤務の従業員とは異なり、事務職で働いている従業員は年間5日の有給休暇取得は簡単でしょうね。

事務の場合は1日2日いなくても、工場みたいにモノが製造できないということはないですから。

単純にその日しなければならなかった仕事を翌日残業して片付けなければいけないだけですもんね。

あれ?でもこれって根本的な解決になってないですよね?

結局仕事の量は変わらないので、残業しなければならないのですから、労働時間は変わりません。

むしろ、残業代を支払わなければならない分会社としては損ですね。

労働者としても、休みをとって、代わりに残業するか、休みをとらずに残業せずに帰るか・・・微妙ですよね。

ただ、そこまで忙しくなくて、1日分の仕事くらい事前に片付ける事ができるという人で有給取れていない方には良い法律ですね。

単純に周囲が有給休暇取らないから気を遣って自分も有給取らないだけという人もいますからね。

 

まとめ:結局は企業が法律に合わせて変わらなければならない

工場だとすぐに計画的有給消化は難しいと書いてきましたが、従業員が休みやすい企業体制をつくっていくことが本来あるべき姿なんでしょうね。

ただ、企業の大小によってもすぐに対応できるところとそうでないところは分れると思うのです。

潤沢な資金がないと、余剰人員なんて雇えないですからね。

今年から全国の全ての企業が対象ですが、経過措置として会社の規模で経過措置をとっても良かったのではないかとも思いましたが、それはそれで従業員の待遇に不公平が生じることになります・・・う~ん、難しい

会社の利益だけを追求するのではなく、従業員の働きやすい環境を作っていき、会社と従業員がwin-winの関係になっていければ良いですね。

すぐに全ての企業が対応できるとは思いませんが、数年後には日本のほとんどの企業がこの法律を守れるようになり、

 

「働きやすい環境作りといえばニッポン!」

 

と、海外からも一目置かれるような国にしていきたいですね。

ABOUT ME
ホクホク
ホクホク
30代男性。長年工場で採用担当の仕事を経験し、その後、総務・経理・企画等、事務系の仕事は一通り経験する。 一番悪戦苦闘していた人材採用の実務経験を活かしてみんなにアドバイスできるブロガーになろうと鋭意努力中。
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