皆さんは仕事をしながら「もっと楽な仕事でたくさん稼げれば良いな~」と思ってませんか?
楽してたくさん給料をもらえるなら、これほどありがたいことはありません。
しかし、「出世したいか?」と聞かれると、結構意見は分かれます。
社会的地位を得るためにすごく出世をしたがっている人もいれば、「偉くなればなるほど責任が重くなるから」等の理由で出世をしたがらない人もたくさんいるのです。
そんな出世をしたくないと思っている方々のために、出世、昇進をしない方が本当に楽をして給料もたくさんもらいながら働いていけるのかどうかを考えていきたいと思います。
目次
出世/昇進しないと給料が上がる限界がある
そもそも、出世や昇進をせずに給料はたくさんもらえるのでしょうか?
確かに、ある程度の水準までは毎年給料は上がっていくと思いますが、昇進しないままだとどこの会社も給料の上限が設定されていたり、毎年の昇給額が低かったりするはずです。
給料が限度額の上限で止まっても良いのであれば出世/昇進しなくても構わないでしょうが、やっぱり給料はたくさんもらいたいですよね。
だって、会社に入社して一度も昇進しないままだと給料が上がっても月収30万円くらいで止まってしまう会社がほとんどではないでしょうか?
それに、実は楽して仕事をしようとしている人はかなりの確率で仕事がデキる人に当てはまります。
理由は後程ご説明します。
責任なんて管理職だろうが平社員だろうが大して変わらない
出世/昇進したくない人のほとんどは「責任が重い仕事をしたくないから」とか「責任とりたくないから」
と言いますよね。
そんなに管理職と平社員で責任の重さは違うものですか?
別にそんなことはないと思います。
管理職はもちろん部下の失敗も責任をとらなければなりませんが、平社員だって結局自分が失敗したら責任をとらなければならないのです。
管理職は責任をとらされたところで、賞与が少し減るくらいでしょう。
相当悪くて降格ですが、降格したところで自分が出世する前の給料に戻るだけなのです。
それならずっと低い給料の平社員のままでいるよりも管理職に早くなってしまった方が給料たくさんもらえて良いと思いませんか?
管理職だろうが平社員だろうが失敗して責任をとらされるのは変わらないので、それなら給料をもらえる立場にさっさとなってしまった方が得ではないでしょうか。
楽しようとして仕事をしているといつの間にかある程度は出世している
そもそも、出世したいかどうかにかかわらず、仕事を楽にこなせている人はいつの間にか出世しています。
なぜなら、仕事を楽にこなすことばかり考えていると、いつの間にか業務効率化を自分で進めているからです。
最初は上司から毎日1日かかるだけの仕事量を与えられるはずです。
しかし、どうにか楽したい!と考える人はひたすら無駄な作業を削っていったり、より効率的な手法を考えるのです。
なので、他に同じ仕事を任されている真面目な「熱血頑張り屋さん」がいると、業務の終わる時間に大分差がつきます。
楽したい人は自分で業務効率化を進めているため、多少トラブルが発生したとしても、定時になるまでに仕事が終わっています。
対して、「熱血頑張り屋さん」は楽したいという気持ちは持っていないため、頑張ってひたすら教えられた通りに仕事をこなそうとします。
とても真面目で素直な性格なのでしょうが、これが仇となって少しでもトラブルが起こると定時までに終わらずに残業しなければならなくなります。
「熱血頑張り屋さん」は残業を早く終わらせるために、業務のスピードを上げるという方法で仕事を片付けようとするのです。
そうすると集中力が途切れてさらなる誤りを引き起こしたりしてさらに帰る時間が遅くなるのです。
上司からすると、同じ仕事を任せているのであれば定時で退社出来ている人を評価しますよね。
この事からも出世したくなかろうが、楽して仕事をすることを心掛けている人はいつの間にかある程度まで出世していることが多いのです。
楽しようとしてサボっている人は出世/昇進できず、給料も上がらない
一つ勘違いしないで欲しいのが、楽しようとして働く人というのは与えられた仕事はキッチリこなしています。
ただ楽できる方法を作り上げているだけです。
楽しようとして仕事をせずにサボっている人とは全く異なります。
仕事をするのが面倒だからといって作業を行わずにサボってばかりいると、永遠に仕事は終わりません。
最悪、他の人が代わりに仕事を片付けてくれるかもしれませんがこういうサボり魔は周りから見ていて分かるものです。
サボって楽をするのではなく、業務のやり方を変えて楽をしなければならないのです。
実は出世/昇進した方が楽できることの方が多い
と思っている人もいるかもしれませんが、これは真逆です。
部下が多ければ多いほどあなたは楽できます。
だって仕事を部下に任せれば良いんですから。
そして、今まで楽してきたあなたのことです。
と考える事でしょう。
この考えを常に持っている人であれば、管理職になっても、というよりも管理職になった方が確実に楽できます。
私の会社でも、席に座って指示をしているだけの楽ちん管理職が多いのなんの・・・
それが本来の管理職の姿なのかもしれませんね。
仕事がデキない管理職だけは部下に業務をうまく任せることが出来ずにひたすら業務に負われています。
でも、あなたが楽したい精神を持っているのならば管理職になっても問題なく楽できるでしょう。
まとめ
結局、楽して給料を上げたいのであれば出世/昇進した方が良いのです。
出世/昇進していくとどんどん責任が重くのしかかってきて業務量も増えて、定時に家に帰れなくなるというのは先入観でしかありません。
楽をしたがる管理職であれば、とても楽が出来る理想の立場が管理職だと考えてもらっても良いくらいです。
給料も平社員のまま毎年チマチマ昇給するのを待つのに比べたら1.5倍~2倍賃金がもらえるのではないでしょうか。
もし管理職で多きな失敗をしたところで、給料は昇進する前に戻るだけです。
会社に居づらいのであればさっさと転職したって良いのです。
今もらっている年収額をあらかじめ設定しておけば、それ以上の給与設定をしてある会社のみの求人を探すことだって簡単なのです。
「出世/昇進したら楽できない」というのは先入観や、要領の悪いあなたの周囲の上司を見てきた影響によるものなので、
くらいの気持ちでさっさと出世してしまった方が確実に得をします。
失敗したところで、転職という逃げ道もあります。
転職活動の時にわざわざ失敗した内容なんて言う必要もありません。
転職活動では「元管理職」という肩書も強い武器になり、年収800万~などの高給で雇ってもらえることも珍しくありません。
楽して仕事をするために、出世/昇進は拒まずにどんどん稼いでいきましょう。