世の中には色々な上司がいますよね。
会社に勤めた経験がある人であれば一度は上司と相性が合わなかったり、特殊な性格の持ち主だったりして苦労させられたことがあるはずです。
色々な上司がいる中でも実務を全く知らないのに管理職をしている人は少なからずいます。
異動したての人であれば当たり前ですが、中には何年同じ部署に居ても実務に関しては全く知らず、理解していない上司も存在します。
あなたの周囲にはそんな管理職はいませんか?
そして、そんな上司にイラついていませんか?
私も過去そんな上司を持っていたため、イラつくのは分かります。
専門的な業務になればなるほどこの事象は発生すると思います。
上司を相手にするとイライラが先にきてしまい、指示をスルーしてしまう人もいますが、それでは上司から評価してもらえず、給料も上がりません。
では、どのように接していけば良いのでしょうか?
上司を無能と思い込んではいけない
あなたが今の部署で長年働いてきた時に上司が全く畑違いの部署から異動してきた時には確実にあなたの方が実務に関して詳しく、専門的な知識やスキルを持っています。
上司の判断よりあなたの判断の方が正しいのはほぼ間違いないのですが、何も知らない上司だからといって無能だと思い込んで失礼な態度をとってはいけません。
部署をまとめるだけの何かしらの能力があってあなたの上司に抜擢されたはずなのです。
コネやゴマすりだけで出世した上司であれば別ですが・・・
従って、必ず上司の顔は立てるようにしてください。
あなたより知識、スキルともに低くてもです。
あなたが逆の立場であればどうでしょう?
あなたが別の部署に異動して何も実務が分からない中で部下はこう言います
ここまで顕著な部下はあまりないかもしれませんが、「あなたの意見は間違ってます」的なことを言われるとイラっとしますよね。
いくら上司に知識がないからといっても必ず顔を立ててください。
上司の意見や指示が明らかに間違っている時でも、一から十までなぜ間違っているかを上司が理解できるまで説明してあげてください。
本当にあなたの上司になれるだけの能力がある人であれば自分の意見や指示が間違っていることを理解してくれるはずです。
もし間違っている理由を説明しても聞いてくれない上司は本当に無能の可能性が高いです。
しかし、あなたはその指示に従わなければなりません。
一応上司ですから“とりあえず“指示には従っておいて下さい。
判断が間違っているということはその仕事はどこかでミスや不都合が起こるはずです。
その時には自信を持って、
と自信満々にミスを上司の責任にしてやりましょう。
こうすることで、周囲からのあなたの評価がグンと上がり、上司の評価は失墜します。
いつの間にかあなたの方が上司になっているかもしれません。
実務を覚えたがる上司(全部把握したいタイプ)
異動してきた上司も実務を覚えていくタイプと、覚えずにずっと部下に丸投げするタイプの2通りに分かれます。
実務を覚えたがるタイプの上司は、何かを判断する時に事細かく聞いてくると思います。
このタイプは異動してきた時点では滅茶苦茶面倒くさいです。
専門的な業務は説明しづらいこともあるかと思いますが、それでも内容が完全に分かるまで何度も聞いてきます。
すご~く面倒くさいですが、諦めずに付き合ってあげてください。
そうすれば上司が実務を完全に覚える頃にはあなたは上司に対して貸しが出来ます。
これはあなたの評価に直結しますし、上司が実務を理解できたのであれば、部署内でのスキルに応じて適性な評価を下してくれはずです。
最初さえ乗り越えれば頼れる上司として部署を引っ張っていってくれるタイプですね。
実務を覚えない上司(丸投げタイプ)
何年も同じ部署に居ても実務を全く覚えようとしない上司もたくさんいます。
私の上司も結構このタイプが多かったです。
実務に関しては上司からは何も聞いてきません。
なので、上司に対して説明する頻度も少なくなり、楽と言えば楽でしょう。
しかし、そうやって楽をしていると、あなたの評価は下がっていきます。
あなたはキチンと実務をこなしているのに、上司からすると何をやっているか分からないため「こいつ何もやってないな」と思われるからです。
このような事にならないためにも、それなりの業務報告や相談は必要になってきます。
と思われる人もいるかもしれません。
しかし、上司が何も判断できる知識が持っていなくても良いのです。
あなたがどちらにしようか迷ったことがあればとりあえず上司に報告すれば良いのです。
こんな感じで、丸投げタイプの上司は判断を仰いでも部下に任せると言ってきます。
それにあなたが判断した理由もそこまで詳しく聞いてはきません。
ですが、これでも良いのです!
上司に判断を仰いだのであれば上司の承認をもらったも同然です!
もしあなたが判断を誤っていてミスをしたとしても上司の責任に出来るのです。
これがあなたの方が実務に詳しいからといって、上司に何も相談しないとミスした時には全てあなたの責任になってしまいます。
実務に詳しくない上司でも使いようはあるということです。
また、上司も「報告してくる内容はあまり理解できないけど、なんかこいつ専門知識たくさん持ってるな。分からないことは大体のことは任せられるな」と感じてくれるはずです。
あなたのやっていることはいつまで経っても理解してくれませんが、それはそれで評価してくれるようになります。
最も危険なのは、あなたの方が詳しいからといって何も報告せず何も相談しないことです。
もっと極端に言うと、上司に責任をなすりつけたい時だけ相談に行くというのもありです!
まとめ
大事なことをまとめると
- 上司が優秀だろうと無能だろうとキチンと顔を立ててあげる
- 実務を覚えたがる上司に対してはあなたが上司の先生になって実務を教えてあげる
- 実務を覚えたがらない上司は内容を理解してくれなくてもたまに業務の報告に行き、あなたが判断に迷った時には必ず相談にいくようにする
最低限これらのことを実践していれば上司もあなたのことを評価してくれると思います。
私の周りでも、上司の知識がないからと言って、上司に対して生意気な態度をとってしまい、結局痛い目を見た人が何人かいました。
厳格な上司であればその場で叱ってくるでしょうが、温厚な上司はその場で叱ってはきません。
逆に温厚な上司の方が評価に直結させることが多いです。
生意気な態度をとってしまったことで、翌年の給料、ボーナスがガクッと落ちてしまう可能性が高いということですね。
あなたの知識量が上司よりも高いということは評価を上げるチャンスでもあります。
上司に対して生意気な態度はとらず、上司との知識差をうまく利用して立ち回ることであなた自身の評価を上げていきましょう。
どうしても今の上司に耐えられないという場合には転職も検討しましょう。
我慢し続けると精神的に病んで仕事を続けることが難しくなるかもしれません。
もし転職をすべきかどうか悩んだら転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントは、転職のプロであるキャリアアドバイザーがあなたの活動をサポートしたりアドバイスしたりしてくれる完全無料で利用できるサービスです。
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とりあえずは大手転職エージェントのリクルートエージェントに登録しておくと良いでしょう。
求人数は10万件以上と膨大な数を扱っていますし、キャリアアドバイザー在籍数も多く、あなたの悩みにもキチンと回答してくれるでしょう。
キャリアアドバイザーに相談して、
と感じたら今の職場で頑張り続ければ良いですね。