こんにちは、ホクホクです。
今回は以前公開した記事「工場現場で役立つ資格best5」の中で第3位で紹介した第1種衛生管理者について書いていきたいと思います。
資格をランキング付けした時の記事はこちら
「工場現場で役立つ資格best5」
私もこの資格を持っており、とても役立っています!
この資格の有用性はとても高いと感じているので、転職を考えている方に是非とも取得をお薦めしたい資格なのです。
工場で役立つ資格としては第3位としてランキングしましたが、転職において、どこの会社にも有利に働くランキングであれば間違いなく1位に輝くでしょう。
目次
なぜどの企業も衛生管理者資格取得者を欲しがるのか
どこの会社でも衛生管理者資格を持っている人を雇用したい理由は簡単です。
「50人以上従業員がいる事業所には必ず衛生管理者資格を有する人を選任して置かなければならない」
ということが法律で決まっているからです。
ここで注目なのが会社単位ではなく事業所単位で衛生管理者を選任しなければならない、という点です。
大きな会社は全国にいくつもの支社支店、工場、店舗を設置していますよね。
それぞれの事業所で50人以上社員が在籍しているところには全て衛生管理者資格を持っている人が居なければならないのです。
しかも、事業所の規模が大きくなるにつれて以下の図のように衛生管理者の必要が人数が増えていきます。
事業所毎に衛生管理者を置かなければならず、しかも人数によって衛生管理者を選任しなければならない人数が増えるんですよ?
衛生管理者がいない場合には罰則まで定めてあります。
大きな企業になればなるほど資格を持っている人材が欲しいはずです。
どこの会社の採用選考でも通用するのはもちろんですが、大企業になればなるほどこの資格を持った人を欲しがるはずなので、第1種衛生管理者の需要がどんどん高くなるということですね。
しかもこの資格は研修を受ければ簡単にもらえるような資格ではありません。
ちゃんとした5科目分の試験があって、合格しなければなりません。
そこそこ勉強しないと受からない試験なので努力した証としても企業側は評価してくれます。
どんなことを勉強すれば衛生管理者に合格する?
衛生管理者は第1種と2種に分かれています。
第2種は試験範囲が少なく、有害業務関連に関する問題が出ません。
しかし、第2種の資格を取ると、工場等の事業所で使えない資格になってしまいますので、全国どの事業所でも役立つ第1種を取りましょう!
1種の方が少しだけ難しいですがそこまで大きく難易度は変わりません。
試験科目は第1種衛生管理者だと
- 労働生理
- 労働衛生(有害業務関連)
- 労働衛生(非有害業務関連)
- 関係法令(有害業務関連)
- 関係法令(非有害業務関連)
の5科目分が問題として出題されます。
合格するための勉強時間は平均60時間~80時間と言われています。
私の経験上そこまで勉強しなくても合格できるような気はしますが何十時間も勉強しなければならないため、誰でも簡単に取得できる資格ではありません。
でもこの資格は受験難易度に対して需要が高すぎるので本当にお薦めです。
この資格を合格するコツとしては、テキストを熟読するよりも、問題集を何回も解いた方が合格する確率がグッと上がります。
テキストを何回読むだけだと、問題の出題傾向って分からないんです。
過去問を何回も解いていると同じような問題が何回も出題されています。過去問にさえ慣れてしまえば本番を迎えても、
「おっ、この問題は過去問で似たようなのあったな」
とスラスラ解けてしまいます。
私も試験を受けた時、8割くらい過去問で見たような出題でした。
勉強法に困っているのであればとにかく過去問を繰り返し解いていきましょう。
受験に実務経験が必要!?
受験するための意外なハードル
実は、この衛生管理者の試験は誰でも受験できるわけではありません。
なんと、労働衛生の実務経験が必要なのです。
ざっくり説明すると
●大学や短大、高等専門学校を卒業した人は労働衛生の実務経験が1年以上必要
●高校を卒業した人は労働衛生の実務経験が3年以上必要
等々・・・
と思いましたか?
いやいや、そんなことはありません。
「労働衛生」の定義なんて曖昧なんです。
事務所の電気が切れて電球変えるもよし、職場の掃除をするもよし。
職場の衛生面を保つ、向上するためのことと考えられればなんでも良いのです。
実務経験の理由さえつけば、あとは会社のハンコと学校の卒業証明書さえあれば受験資格はばっちりです!
会社も、一人でもこの資格を持っている人は欲しいと思っているので、実務経験の証明をお願いされて断るところはないと思います!・・・たぶん!!
衛生管理者資格を取得することの意外なメリット 会社がブラックかどうか判断できる!?
実はこの資格、会社で「●●のような劣悪な職場環境だと違法になります」というような情報がたくさん盛り込まれています。
私が今まで書いた記事の中にもこの衛生管理者資格取得の際に勉強した知識をたくさん利用しています。
あまりに騒音が酷い場所で働かせたらいけませんよ~、とか明るさは一定以上にしなきゃいけませんよ~とか。
さらに男性従業員、女性従業員の数によって備え付けるトイレの数まで決まっているのです!知ってましたか?
勉強していると
という知識が得られて結構面白いです。
なので、この衛生管理者が在籍していない会社、職場はたくさん法律違反をしている可能性があるんですね。
衛生管理者の資格を取得するだけで、あなたが今勤めている会社がホワイトなのかブラックなのか判断できるようになると思います。
あなたがこれから転職を考える場合にも有利ですし、あなたが勤めている会社の良し悪しを判断するにもとても良い資格なので、チャレンジしてみましょう!
資格取得するための学習方法は?
私の場合は、テキストと問題集を購入して自力で勉強しました。
ちなみに私が衛生管理者の勉強をしていた時に使っていたテキストがこれです。
まずはテキストを一度通してザックリとどんなことを勉するのかを把握しました。
テキストは1回だけ読んで、あとは過去問を繰り返し解いていました。
3回以上は解いたと思います。
過去問に慣れれば慣れるほど合格する確率は上がります。
しかし、今はもっと合格に近づく良い方法があります。
それは、オンラインで講義を受ける方法です。
あなたが忙しくても、ネット上で講義を受けたり問題集を解いたりするEラーニングを活用すれば試験に合格する確率もグンと上がります。
特にお薦めなのが「ウケホーダイ」です。
オンライン学習で衛生管理者の資格を対象にしているところはまだ少ないのですが、このウケホーダイは衛生管理者の講義も行っています。
さらに、月額980円~なのですが、衛生管理者だけでなく、他の多種多様な講義も受けることができるのです。いつでも、何回でも受けることができます。
忙しい人にピッタリなサービスですし、内容も非常に分かりやすいため、資格取得を本気で目指しているのなら、是非申し込んでみてください。
まとめ
この記事を読んで衛生管理者に挑戦しようと思って頂けたなら嬉しいです。
本当にどこの会社でも通用する便利な資格なので、取得して損することはありません。
有用な資格をたくさん取得することは、周囲と差をつけることもできますので、余裕があれば、どんどん取得していきましょう!
合格することをお祈りしています!