うつ病や適応障害になって会社を休職するのは仕方ありません。
むしろ、会社を休職して大正解です。
仕事が原因でうつ病や適応障害になってしまったのであればそのまま仕事を続けていてもそう簡単に回復はしないでしょう。
会社に行かない、仕事をしないことこそが回復への近道です。
しかし、一度休職して体調が良くなってきても、うつ病、適応障害を発症した原因となった職場へ復帰してしまうと、再発可能性が非常に高いです。
再び症状を悪化させてしまうなら、休職中にその対策をしておくべきでしょう。
この記事では休職中にどんなことをすべきか、病気を再発させないようにするための過ごし方を解説していきます。
目次
休職中は仕事のことは完全に忘れて好きなことをする
休職中は何をしようがあなたの自由です。
休んでいる間は趣味でも買い物でも存分に楽しんでリフレッシュしましょう。
などと考えて遠慮はしないでください。
休職中まで仕事のことを考えて遠慮していると治療は全く進みません。
仕事上の嫌な出来事ばかりが頭の中をグルグル巡ってしまい、どんどんネガティブ思考になって体調が悪化していくこともあります。
そもそも、あなたの体調が崩れたのはあなたの会社、職場や上司に原因があるため、
と全部会社のせいにしてしまいましょう。
休職中に元の職場へ戻らなくても良いように転職活動をする
体調が回復して会社へ復帰する際、体調を崩した職場とは別の職場、部署などに異動になるのであれば職場復帰後も症状の再発の可能性は低くなります。
ただし、会社には社風があり、部署異動したところで同じような環境に立たされることもあります。
うつ病、適応障害再発の可能性が少しでもあるのなら転職活動をすることをおすすめします。
と感じる人がほとんどでしょう。
転職で不安を感じるのは以下のようなことではないでしょうか?
- 給料などの待遇が下がらないか?
- 自分にこなせる仕事の求人が見つかるか?
- 希望する地域で求人が見つかるのか?
これらの不安がないように転職活動を行えば問題ないですよね。
不安がないように転職活動を行う方法
自分で求人を探すツールである転職サイトを利用してしまうと求人に記載されている思わぬ罠に引っかかってしまう場合があります。
例えば給与面だと求人内容に記載されている年収額などは残業代を入れていたり、色々な特殊な特別手当を入れているものもあります。
と思っても、実は基本給だけだと年収400万円くらいで、特定条件でないともらえない
手当が入っていたりするのです。
そのような失敗をしないためには、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは転職サイトとは違い、転職活動のプロであるキャリアアドバイザーが専属で付いて転職活動を支援してくれます。
そんなキャリアアドバイザーにあなたの希望する待遇、給与水準を伝えておけば、それを満たす求人を紹介してくれるのです。
もちろん自分自身の能力以上に高望みした待遇の求人を紹介してもらうことは難しいですが、今の年収くらいの求人であれば紹介してもらえるはずです。
地域に関しても大手転職エージェントであれば全国各地の求人を扱っているため、あなたの家から通える職場を紹介してもらえる可能性は高いです。
さらにキャリアアドバイザーは転職に関してプロなので、あなたの知識やスキルを分析した上であなたでもこなすことの出来る仕事内容の求人を紹介してくれます。
転職エージェントはあなたに紹介する求人を出している会社から報酬をもらっています。
しかも成功報酬なので、あなたの内定が決まった後に、内定先の会社から年収の3分の1くらいの報酬を転職エージェントが受け取ります。
なので、仕事をこなせないような使えない人を紹介してしまうと、転職エージェントの信用がなくなってしまうのです。
あなたと転職先の会社の両方がwin-winの関係になれるように調整してくれるのが転職エージェントのキャリアアドバイザーということなんですね。
転職エージェントは基本無料なので、2~3つの大手転職エージェント登録してどの転職エージェントと相性が合うかを確認しながら転職活動をすることも成功へつながります。
自分のスキル、知識を伸ばす、新しいことを身に付ける
休職中に自分のスキルや知識を伸ばすのもおすすめです。
ただ、今の仕事で必要となっていることを勉強すると職場のことを思い出して体調が悪化してしまう原因となってしまうかもしれません。
それなら全く新しいことの勉強をしても良いのです。
できればあなたが転職したい業界、職種のスキルや知識が良いですがそうでなくても全然OKです。
まずは勉強する習慣を身に付けることが大事だからです。
勉強する習慣が職場復帰後にも続けば仕事もグッと楽になります。
仕事しながら勉強してる人って意外と少ないんですよね。
勉強する習慣を結構簡単に他の人と差をつけることができるのです。
一度退職してからゆっくり就職活動をするのもあり
思い切って一度退職してしまってから転職活動をするのも良いです。
というのであれば障がいを持っている人向けの転職支援をしてくれる就労移行支援という福祉サービスがあります。
障がい者手帳の発行が必要となりますが、就労移行支援であれば症状に合わせて就職、転職の支援をしてくれます。
詳しくは以下記事にもまとめてあります。
まとめ
うつ病や適応障害になって会社を休職しても自分自身を責めることはしないで下さい。
あなたの体調不良の原因をつくった会社に責任があると思いましょう。
そう思わないとなかなか体調が回復せず、治療が進まないからです。
ある程度体調が良くなってからスキル、知識の習得や転職活動を行いましょう。
休職中の過ごし方、やるべき事について書いてきましたが、まずは体調をある程度回復させないと物事はうまくは進みません。
転職活動をするにしてもまずは自分の体調を整えることを優先しながらにしましょう。