待遇、労働環境

工場現場の労働環境(室温/騒音/明るさ)によるブラック企業かどうかの判断基準とは

今の自分の労働環境が当たり前だと思ってませんか?

最近、サービス残業や残業過多の企業が取り上げられ問題になっています。

大企業で問題が発覚すると、ブラック企業として大きくニュースに取り上げられることもあります。

おそらく、そんなニュースを見るたびに、皆さん自分の会社と比較してしまうのではないでしょうか。

ニュースを見ながら、この会社よりもうちはひどいぞ!
とか、いやいや、わが社はホワイトで良かった~とか、比較してしまうかと思います。

大体ニュースで取り上げる内容は給料や労働時間(残業時間)が多いのですが、工場現場の仕事だと、ほかにもたくさん労働環境の良し悪しで比べることができるポイントがあるんです。

また、法律上、ここまではセーフ、ここからはアウト!という線引きもしてあります。

一部を紹介していきますので、皆さんの会社、特に工場勤めの方は自分の置かれている状況が本来セーフなのか、アウトなのか比較してみてください。

アウトの数が多いほどブラック企業と言えるでしょう。

もし、ほとんどの項目がアウトになってしまった場合は、相当つらい環境で働かされています。

そんな方は、転職をご検討されたほうが良いかもしれませんね。

 

温度(室温)環境によるブラックかどうかの判断

温度に関しては具体的に何度にしなさいという法律はありあません。

ざっくり、適温にするよう努めなさいよ~(28度以下)という法定はあるのですが、あくまで努力しなさいよ、という法律です。

工場現場だと業種によって、温度環境は全く異なりますからね。そこまで法律も対応できてないのでしょう。

溶接したり、煮たり焼いたりする現場は高温で常に40度越えの会社もありますし、鮮度が命の商品を扱っている会社は冷蔵庫や冷凍庫の中での作業になるため、0度を下回る作業場もあるかと思います。

従って、温度に関しては労働者が温度環境の悪い現場でもいかに従業員が快適に過ごせるかの対策を会社が行っているかどうかでしょうね。

例えば、熱い環境の現場は空調で室内全体の温度を下げようと思っても無理な話です。

暑い場所で従業員に働いてもらうことは仕方がないので、どこまで会社が従業員に配慮して無理をさせないかがブラック企業かホワイト企業かのわかれ目でしょう。

常に40度以上の現場であれば、

  1. 休憩を多めにとらせる
  2. 休憩する都度水分や塩分を従業員にとらせている
  3. 現場の所々にスポットクーラーや扇風機を置いて、作業途中でも涼めるようにしている

等ですね。

また、寒い現場であれば

  1. 凍傷にならないよう防寒着を着こませている
  2. 防寒の手袋、長靴、イヤーマフを準備している

ことが前提でしょう。

企業によっては、温度環境が著しく悪い環境で働いている従業員に対しては手当を出していることが多いです。

私の会社でも、環境によりけりですが、月に2万~3万円の手当がついていたはずです。

もし、これらの配慮がなされていない会社はブラックでしょうね。

特に温度環境は命にかかわります。

熱中症等で倒れるとまぎれもない労働災害となります。

 

騒音によるブラックかどうかの判断

工場って大体どこもうるさいですよね。機械設備の音がガッタンガッタン、常に何かしらの音にあふれています。

実はこの騒音に関してはキチンとどれくらいに抑えなさいよという法律があります。

音の単位は㏈(デシベル)でこの数値によってブラックかホワイトかが分かります。

騒音の測定方法は非常に難しく㏈の数値を書いてもわかりづらいため、簡単に説明しますと

 

  1. <第1管理区分>
    そこまでうるさくないですね。今の状態を保ちましょう(電車・地下鉄の車内よりも静かなくらいであればここ)
  2. <第2管理区分>
    ちょっとうるさいですね。この場所が第2管理区分の場所だとわかるような標識を掲示して、必要に応じて従業員に防音保護を着用させてください(工場現場はほとんどこの区分。私は現場に入って騒音測定してましたが、ほぼここ)
  3. <第3管理区分>
    とてもうるさいです!この場所が第3管理区分の場所だとわかるような標識を掲示して、絶対従業員に防音保護具を着用させてください!(現場内で一番うるさい場所はここでした。叫ぶくらいの大きな声で話さないと、他人の声が聞こえないくらい)

という3つの区分に分けられます。

ちなみに、上記の通り第3管理区分に認定されると、耳栓等の防音対策が必須となります。第2管理区分でも耳栓させるところもあります。

あなたの会社、工場ではいかがでしょうか?キチンと防音保護具着用していますか?

他人の大声が聞こえないくらいうるさい場所が多くあるのに防音保護具を備えていない会社はブラックの部類に入るかと思います。

 

照度(明るさ)によるブラックかどうかの判断

この照度(明るさ)も法律でどれくらい明るくないといけないかが決まっています。単位はルクスでこれまた難しい。しかも、作業によって必要な明るさが異なります。

  1. 精密な作業:300ルクス以上
  2. 普通の作業:150ルクス以上
  3. 粗な作業:70ルクス以上

ちなみに、外で快晴の日だと100,000ルクス、街灯の下だと100ルクスくらいだそうです。なんともわかりづらいですね。

おそらく、暗~い倉庫の中で、まともな照明がなく作業している場合はブラック認定かなと。

照明くらい会社もすぐに設置できるはずなので、暗い作業場の場合はすぐに会社に相談しましょう。

なお、この照度は半年毎に1回測定しなければなりません。
あなたの会社はちゃんと計測されてますか?

 

まとめ:全ての項目がアウトな会社ブラック中のブラック企業

ということで、ここまで3つの労働環境に関するブラック企業の見分け方について紹介しました。

細かく言うと、従業員の人数に応じてトイレの設置だの休憩室の設置だのいろんな法律はあるのですが、やはり健康面に直結してどこの工場にも当てはまるのは今回紹介した3項目だろうと思います。

とはいえ、法律は設定されているもののこの全てを守れている中小企業さんってなかなかないんですけどね。

投資するならやっぱり利益に繋がる方にお金をかけると思います。

これら全てを守れている会社さんはそこそこ儲かっていてお金に余裕がある優良な企業だと思います。

全部当てはまる!

と感じてしまった方はさすがにブラック企業認定しなければならないでしょう。かわりにNO残業で給料めちゃくちゃもらえる!とかなら別ですが。

これらを改善するために、会社が動いてくれないのであれば、労働基準監督署というところに言えば(悪い環境であるということが分かる証拠がいります)会社に対して指導を行ってくれますが、先ほども書いた通り、中小企業さんだとそこまで対応するお金がなかなかありません。

1つの項目がアウト!はよくあると思いますが、
全項目アウト!はなかなかありません。

全く労働者のことを考えられていない会社だと思いますので、転職を検討しましょう。

今より良い会社は星の数ほどありますよ。

ABOUT ME
ホクホク
ホクホク
30代男性。長年工場で採用担当の仕事を経験し、その後、総務・経理・企画等、事務系の仕事は一通り経験する。 一番悪戦苦闘していた人材採用の実務経験を活かしてみんなにアドバイスできるブロガーになろうと鋭意努力中。
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