仕事をしていると、やろうと思えばできるんだけど、とても大変だから始めづらいということが結構あると思います。
など人それぞれ取り組む仕事の選び方はあるのではないでしょうか。
そんな時に“できる”“できない”で考える人が非常に多いと思いますが、“やる”“やらない”つまりやるべきかどうかで考えた方が得することが多いように感じます。
取り組む仕事の選び方一つでメリットもデメリットもあるものです。
ということで今回は取り組む仕事の判断基準でどのような違いが出てくるかを考えてみたいと思います。
できるできないで考えることのメリット
ほとんどの人はできるできないで考えたくなると思います。
なぜなら、自分の今の実力や知識でできなさそうな仕事にチャレンジするのはとても大変で相当な労力を使わないといけないからです。
誰かの力を借りたり、勉強して知識を身に付けたりと、入念な準備をしないと出来ないことに取り組むのは誰だって面倒くさいですよね?
と誰もが思うでしょう。
今の自分でもできる仕事ばかりを選んでいれば、確かに今だけは楽はできるかもしれません。
逆に言うと、あくまで”今”楽が出来るくらいのメリットしかありません。
簡単こなせる仕事しかしなくなってしまうと成長もできないし、将来的なことを見据えるとメリットは少ないように思えますね。
できるできないで考えることのデメリット
できるできないで仕事に取り組むかどうかを判断すると自分の限界が決まってしまいます。
今の自分で出来ないことは何もやらないという考え方が染みついてしまうので実力は向上していきません。
チャレンジ精神も段々なくなってきて、毎日同じことを繰り返すだけで満足してしまいます。
しかし、それでは今大変だと感じている仕事は全然楽になっていきません。
新しいことが出来るようにならなければ今の仕事で常に手一杯になってしまい、余裕が出来ないのです。
新しいことが出来るようになれば今の仕事を効率的に行う方法が見つかるかもしれませんが、やろうとうしなければその可能性もなくなってしまいます。
いつでもできるできないで判断している人は日々の業務は楽になっているかもしれませんが、将来的なことを考えると実は損をしているかもしれませんね。
加えて、上司からの業務命令に対して“できるできない”で判断して回答してしまうと、できない仕事に関してはかなり後ろ向きな返事しか出来なくなります。
そうなると、どうしても上司はチャレンジングな部下を評価する人が多いため、
と後ろ向きな返事ばかりしてしまうとあなたの評価が低くなってしまうかもしれませんね。
やるべきかどうかで考えることのメリット
やるべきかどうかで物事を考えていくとどんどん実力は向上していきます。
やるべきなのかどうかで考えるというのは、何かが改善したり、より良くするための仕事であれば必ず取り組むこととなります。
やるべき仕事というのは会社をより良くするための仕事なので、必然的に会社への貢献に直結します。
会社の利益になる仕事に取り組むため、上司からの評価ももちろん上がるでしょう。
そして、自分には荷が重い仕事にも率先して取り組むようになっていきます。
文章では簡単に書けるものの、出来る出来ないではなく、やるべき仕事に的を絞って実行していくのはとても難しいですけどね・・・
どうしても最初に、
と考えてしまいますよね。
自分の力だけでできないことを完遂させるにはとても労力を費やすので、正直取り組みたくないかもしれません。
しかし、今の自分には荷が重い仕事でもやるべき仕事に積極的に取り組むことによってどんどん実力は上がっていきます。
自分が知らないことを調べたり周りの協力を得るように調整したりと、できることが増えていくからです。
そして、今大変だと思っているようなことも凄く簡単にこなせるようになる可能性もあります。
出来ることが増えていくのは本当に大きなメリットだと言えるでしょう。
やるべきかどうかで考えることのデメリット
自分の実力を考えずにやるべき仕事にどんどん着手していくのはとても良いことです。
しかし、あまりにも自分の実力とはかけ離れている仕事に取り組むととても苦労します。
特に自分1人の力だけで取り組もうと考えている人は尚更です。
自分に手に負えないようなことは周囲の協力を得なければ上手くいくことはありません。
上手く周囲を巻き込むスキルがある人は自分の実力でこなせないことも周囲を巻き込んでいくことでうまくこなせてしまいます。
と不思議に感じる人が評価されたり出世していくのはこの巻き込む能力が長けている可能性が高いです。
自分の実力に見合わない仕事をするということは、自分の巻き込む力を育てることでもあります。
従って、この巻き込む力が育つまでは大変な苦労をするかもしれません。
やるべきことをやろうとすると、最初のうちは周囲を巻き込むことは簡単ではないため、とても苦労をするかもしれないということです。
しかし、周囲を巻き込む力を付けるということは将来的に長い目でみると自分自身をとても楽にしてくれます。
管理職としても重宝されるような人材になることが出来るかもしれません。
ただ、ハードルの高い仕事にチャレンジしている間はかなりの労力と努力が必要になることがデメリットと言えるでしょう。
まとめ
仕事に取り組むかどうかを判断する際にはできるできないではなく、やるべきかどうかで考えるようにした方がメリットは多いと思います。
自分自身の考え方はそう簡単に変わるものではありませんが、意識することはできます。
仕事を”できるできない”ではなく”やるべきかどうか”で判断するように心がけることで自分自身の能力アップを図っていきましょう。