従業員にとって職場環境の良し悪しは重要です。
一日中働く場所なので、そりゃあ環境が良い方がうれしいに決まっています。
でも、工場って物を作る場所なので、暑いところもあれば寒いところもある。さらには臭いところもあればうるさいところもあるのです。
私の勤めていた工場も暑い(熱い)、寒い、臭い、汚い、うるさい、暗い、全て該当する場所が存在していました。
これらが原因となって職場環境が悪い場合にはほとんどの場合、手当が出ます。
事務所で働く人達に比べて明らかに不公平な職場環境で働いているので当たり前です。
常に劣悪な環境で働いているのに全く手当が出ない場合がブラックな職場と言えるえしょうね。
今回はちょっとした職場環境に関して、工場従業員から聞いた悩みをご紹介していきます。
目次
工場勤務の悩み①トイレの場所が遠い、行きづらい
トイレにすぐに行くことができないのは工場勤務者の悩みの一つです。
まさか、
って思ってたりしますか?
人によっては結構深刻な悩みになるんですよ。
特に男性はお腹が弱い人って結構多いんです。・・・私も含めて。
下痢になんかなった時には本当に大変です。
と思いながら仕事してました。
事務しか経験のない方にはこの苦痛は分からないかもしれませんね。
事務職の良いところの一つはいつでも好きな時にトイレに行ける!
マジでそう思ってます。
工場現場の中は、原則、一つの持ち場に必要最低限の人数が配置されます。
一人でも欠けたら製品の製造が追いつかなくなることが多いです。
流れ作業的なラインを構えている工場は大体そうです。
工場現場の仕事というのは、休憩の時間が決まっていたり、交代で一人ずつ休憩をとらせることになります。
つまり、休憩時間以外はラインにしっかりついて、製品の製造を行わなければなりません。ちょっとトイレに行こうものならトラブルの原因になり兼ねないのです。
休憩が終わった後にすぐお腹が痛くなってトイレに行きたくなった場合を想像したらあなたならどうでしょうか?
トイレ、めちゃくちゃ行きづらくないですか?
それで周りに迷惑かかるかもしれないんですよ?
もしトイレが作業場から近ければサッと行ってサッと帰ってくることができるかもしれません。
でも、トイレの場所が遠いだけでなく、製造している製品によっては、現場から出たり入ったりするのが一苦労だったりするんですよ。
食品や精密機器を扱っている工場は、作業現場へ出入りする際、色々な検査をしたり、体を綺麗したりとくつもの行程を踏まなければ現場に入れないことが多いです。
トイレに行って、再度現場に戻ってくるだけで10分~20分かかる工場もあります。
どうですか?これを聞くと、すぐにトイレ行けないの怖い・・・って思いませんか?
実際、工場のトイレに汚れたパンツが捨てられていたこともありました・・・
あの時はやってしまった人に対して本当に同情しましたよ。
幸いその事が工場内で噂にならなかったことが救いですね。
正直トイレ事情に関しては、会社としての対策がなかなか打てませんでした。
本っっっっ当にお腹が弱いという方は、自由にトイレを行き来できないような工場で働くことは辞めておいた方が良いかもしれないですね。
工場勤務の悩み②ロッカーが無い、狭い
これは工場でなくても、制服や作業服がある職場ならどこでも一緒だと思います。
ロッカーが1人に1つ支給されずシェアで利用していたり、極端に狭かったり、そもそもロッカーなんてない!というところも多いかと思います。
ただ、ロッカーってキチンと完備してないとトラブルの元になるんですよね。
何人かで一つのロッカーを使っていたりすると、
とか
とか
もうどんどん不満がでてきます。どこの会社でも非常に多い「あるある」ですよね。
場所さえあればロッカーは簡単に購入、設置できるものなので、完備されていない会社は是非、総務系の部署にお願いしてみてください。
部屋、場所さえあればこんなに簡単にできる職場環境改善は他にありません。
もしロッカーを設置できる十分なスペースがあるにもかかわらず、お金がないだのなんだのと買うことを渋っているような会社は、ろくな会社じゃありません。
ちょっとした従業員の待遇改善にかかる経費をケチる会社は従業員への還元を考えていないと思われますので、なかなか給料が上がりづらい場合が多いです。
将来性も薄いので早めに見切りを付けるのも良いかもしれませんね。
工場勤務の悩み③作業服へ着替える時間の給料が出ない
作業服へ着替えてからタイムカードを押す。
これが当たり前になってませんか?
本来は作業服も仕事の時間ととらえて、会社は給料を出さなければいけないんです。
ただ、今でもキチンと給料として支払っていない会社の方が多い気がします。
逆に言うと、作業服や制服へ着替える時間を含めて給料を出している会社は本当に従業員のことを考えている会社だと思います。
あなたがこのような会社に勤めているのであれば
と思って、今の勤め先を大切にしてくださいね。
工場勤務の悩み④作業服のクリーニングや買替が自腹
作業服のクリーニングや交換の費用を会社が出してくれないケースは最近では大分なくなってきました。
ひと昔前まではほぼ全ての企業が、作業服は自己負担でクリーニングやら洗濯をしたり、新しい作業服は自腹で購入していたかと思います。
これも本来なら会社が経費を出してクリーニング等を行わなければなりません。
ただ、従業員全員分のクリーニング代を払う等するのは会社としても結構な負担なので、中小企業は大体従業員負担となってしまっているのが現実です。
これも逆に言うと、会社側でクリーニングを行っている場合にはホワイト企業に勤めていると言えるかもしれませんね。
工場勤務の悩み⑤現場が暑い、寒い、うるさい、暗い
工場でどんなものを製造しているか、どんな作業をしているかでかなり異なります。
現場が暑すぎたり、寒すぎたりして室温で悩まされている人は多いでしょう。
また、騒音のせいで耳がだんだん遠くなってきたり、照明が全然なくて暗い中で作業をさせられてストレスを溜めている人もいつはずです。
このような職場環境については別記事に詳しくまとめています。
まとめ:職場環境改善は給料に直結する
ここまでちょっとした職場環境について、良く従業員から言われる不満、悩みについて書いてきました。
もし、これらのどれか一つでも守れていない場合、上司、や職場環境を任されている総務や人事の人に相談してみましょう。
すぐには改善できないにしても、相談には応じてくれるはずです。
会社側だって、従業員のモチベーションが下がると困るので、職場環境、待遇面を少しでも是正して、仕事に対するモチベーションを上げてほしいと思っているからです。
しかし、ブラックな企業になると、ちょっとした職場環境、待遇面の是正について相談しても全く取り合ってくれないところもあります。
「金がない」「意味がない」「大して変わらない」ときっぱり断ってくる会社は従業員のことを全く考えていない証拠です。
そういう企業は給料面でも従業員の還元を考えていないためなかなか上げてくれません。
あなたもちょっとした環境面の改善を会社に提案してみて自分の勤めている会社が従業員のことを考えてくれているかどうか試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、職場環境の是正を提案したことによって、あなたの評価が上がることはあれど下がることはありませんので心配はしなくて大丈夫です。
だって、会社は何も提案せず毎日同じ仕事をしている社員よりも色々提案してくれて、どんどん会社、仕事内容を改善してくれる社員を求めているのですから!