退職したくても会社に引きとめられて退職できないという状況は非常に多いです。
役に立たない従業員ならいくらでも辞めさせてくれるでしょうが、たくさんの仕事を抱えている人ほど簡単には辞めさせてくれません。
あなたも会社から引きとめられているということは、あなたが退職することで何かしら困ることがあるのでしょう。
しかし、本来退職というのは労働者の権利です。
会社が何と言おうと退職することは出来るはずです。
という場合はもう最終手段に出るしかありません。
明日から出社せずあなたは退職手続きをしなければ良いのです。
目次
退職できない時には退職代行サービスを利用すべき
どうしても会社側が退職の手続きをしてくれないのであれば、退職手続きをプロに任せてしまいましょう。
退職代行サービスは、あなたの代理で退職に関する手続きをすべて行ってくれます。
また、あなたの希望に関しても交渉してくれるため、有給を消化することも可能です。
この退職代行サービスを利用すればあなたは明日から出社する必要はなくなります。
あなたの退職を引きとめていた上司や同僚とも話をすることなく退職を完了させることが出来るのです。
退職代行サービスはどこまでのことをしてくれるのか?
退職代行サービスの中には弁護士が行っているサービスなのかどうかによって出来ることが大きく変わってきます。
弁護士がいない退職代行サービスだと退職意思を会社に伝えることしか出来ず、それ以上のことをすると違法になってしまいます。
対して、弁護士が行う退職代行サービスは退職意思を会社側に伝えるだけでなく、以下のような退職手続きまで全て代行してくれるのです。
- 退職意思の伝達
- 退職日の交渉
- 有給休暇の消化
- 引継ぎに関する交渉
- 私物の引き取り
- 離職票の発行依頼
- 年金資格喪失証明書の発行依頼
- 貸与品の返却に関する連絡
- サービス残業をしていた時などの未払賃金の請求
- 退職金の請求
- 損害賠償をされた場合の交渉
- 内容証明の送付
なお、ここで注目したいのが未払賃金の請求までしてくれることです。
もしあなたが今サービス残業が日常化しており、もらえていない残業代があるのであればその分の請求もしてくれるのです。
残業代の時効は3年となっているため、3年以上前の残業代の請求はできませんが、過去3年間分の残業代は戻ってくるということです。
3年間サービス残業をしているのなら、金額にすると数百万円はくだらないでしょう。
退職代行サービスを利用しても退職できないことはないの?
どこの退職代行サービスでも、100%退職できると公表しています。
会社としても退職代行サービスから連絡がきたらさすがにもう引きとめられないでしょうね。
それだけ退職の意志は本気だったということをようやく認識してもらえることで、会社も諦めがつくのではないでしょうか。
それに、退職は労働者の権利ですからね。
ちなみに、滅多にないとは思いますが、万が一退職できなかった場合には利用料金は全額返金されます。
大体退職代行サービスの利用料は3万円~5万円が相場なので、もし退職に失敗しても全額返ってきます。
さすがに退職代行サービスから連絡がきて引きとめる会社はないとは思いますけどね・・・
退職代行サービスを利用してトラブルにはならないの?
交渉のプロである退職代行サービスがうまく手続きをしてくれるため、トラブルになる可能性は非常に低いです。
万が一トラブルになっても、弁護士が運営している退職代行を利用することで、トラブルに関しても交渉代行してくれるので安心です。
退職代行サービスの流れは?
退職代行サービスを利用すると大体どこものサービスも以下のような流れとなります。
<退職代行サービス利用の流れ>
- 登録
電話やホームページの問い合わせフォームから登録を行います
↓ - 無料退職内容相談
今の状況や退職希望日、他に交渉して欲しい内容のヒアリングがあります
↓ - 支払
相談内容で納得したら代行費用を振り込みます
↓ - 入金確認
退職代行サービス側で入金の確認が出来次第代行開始です
↓ - 退職代行スタート
退職代行サービスがあなたの会社と退職手続きを進めていきます。
あなたが完全に退職できるまで会社との調整を続けてくれます。
↓ - 退職完了
あなたは自宅で待っているだけで退職手続きは完了します。
同僚に迷惑をかけたくないならマニュアルは用意しておこう
もしあなたが一緒に働いていた同僚に迷惑をかけたくないという場合にはあなたの業務に関するマニュアルはこっそり作成しておきましょう。
マニュアルを見れば誰でも出来るようにしておけば同僚の負担も軽減されるはずです。
むしろ、今までマニュアルがなかったのであればあなたが作成したマニュアルを見て誰でも仕事をこなすことが出来るため、会社の大きな財産となるでしょう。
あなたが退職した後に感謝されているかもしれませんね。
まとめ
会社が従業員の退職を引きとめてくることは結構あります。
実際私も過去人事を担当していたため、退職希望者を引き止めている側の人間でした。
しかし、そこで退職を引きとめられて働き続けてしまうと、正直良いことはあまりありません。
モチベーションが下がって仕事に身が入らなくなりますし、周囲の上司や同僚には
みたいな印象を持たれてしまうことまであります。
1度退職を決意して会社に伝えたのであれば、いくら引きとめられても諦めず、最終手段として退職代行サービスを利用してでも退職するようにしましょう。