コンプライアンス(法令順守)という言葉がメジャーになってきており、段々とセクハラやパワハラに対する世間の目も厳しくなっています。
殴ったり、痴漢したりと、このような行為を見かけた場合には社内に通報窓口がある場合には連絡すれば一発で問題として取り上げられ、減給や降格、酷い時には懲戒解雇といった措置がとられます。
通報窓口がない会社でも上司に報告するだけで大変な問題として取り上げてくれるでしょう。
とはいえ、暴力や痴漢行為まではいかないような
など、微妙な行為はどこの会社でもあるものです。
言われた本人が何とも思っていなければパワハラやセクハラにはならないのでしょうが、人前で大きな声で怒られたり、エロいことを言われたりして嫌な気持ちにならない方が少ないのではないでしょうか。
パワハラ、セクハラまがいの行為があると、言われた本人だけでなく、周囲も嫌な気分になり、社内の雰囲気が悪くなる原因となります。
このような微妙なパワハラ、セクハラ行為を辞めさせるにはどのようにすれば良いのか、対処法を考えたいと思います。
目次
パワハラ、セクハラをしている人物の立場は?
パワハラやセクハラをしている人物の立場によって対処方法も変わってきます。
自分に近しい人物なのか、またはかなりのお偉いさんなのかでそもそも話しやすさも違いますからね。
部下や後輩、同僚など身近な人がパワハラ、セクハラをしている場合
自分に近しい同僚、目下の部下や後輩がパワハラやセクハラを行っている場合はどうすべきでしょうか。
そもそも立場が違い同僚同士だと冗談も言いやすい立場なのであまりパワハラ、セクハラととられないことが多いですが、先輩後輩関係などの上下関係がわずかでもあると
などあなたの部下や後輩にはあなたの同僚からの言葉で嫌な思いをしている可能性があるのです。
それに気づいてしまった場合はまず本人に直接言うことが重要です。
あなたのパワハラやセクハラをしているのがあなたの同僚や目下の部下や後輩であれば、あなたが率直に
と言ってやればそれだけで効果的のはずです。
パワハラやセクハラをしている人は、そもそも相手が嫌がっていることに気づいていない人も多いため、まずは嫌がられていることに気づかせてやりましょう。
あなたから言ってもダメであれば、他の同僚も巻き込んで複数人から言ってやればなお効果的です。
あなただけではなく、他にもたくさんの人からパワハラ、セクハラをしているように見られていると分かれば態度を改める可能性が高いです。
上司、先輩などの目上の人がパワハラ、セクハラをしている場合
上司、先輩などのあなたよりも目上の人がパワハラ、セクハラを行っている場合は注意しづらいですよね。
注意できる度胸がある人であれば直接言うべきだとは思いますが、ほとんどの人はそこまでの勇気を持っていないはずです。
なので、目上の人がパワハラやセクハラをしている現場を見た時には周囲の人に噂話でどんどん広めていきましょう。
こういう噂話は数人に広めるだけでまるでねずみ講のようにどんどん広がっていきます。
そして、いつの間にかパワハラ、セクハラをしている上司よりもさらに上の立場の人まで広まっていき、偉い人から直接注意されたり、社内的な問題として取り上げられてしかるべき措置を受けることとなります。
あなたがパワハラ、セクハラを受ける対象となっている場合
あなたがパワハラやセクハラの対象になっている場合には周囲の人にもいいづらいかもしれません。
周囲の人に言える勇気があればパワハラ、セクハラを受ける対象にはなっていないはずです。
本来はあなたの上司などに相談して一緒に解決をしてもらえば良いのですが、それを簡単に出来る人であればそもそもパワハラ、セクハラをされる対象になりづらいんですよね。
しばらく我慢してみる
他力本願かもしれませんが、しばらく我慢するというのも手です。
周囲の同僚や後輩があなたに対するパワハラやセクハラを見かねて行動を起こしてくれるかもしれません。
どこの会社にも正義感に強く、行動を起こしてくれる人はいるはずです。
同僚が行動を起こしてくれたことであなたに対するパワハラやセクハラが問題となり、あなたに嫌な思いをさせている人物が異動になったり、逆にあなたが異動させてもらえたりするかもしれません。
転職するという逃げ道もある
あなたの職場が日常的にパワハラ、セクハラが横行しているような職場であれば何をやっても無駄です。
大手の会社であれば専門の相談窓口が設置されている可能性が高いですが、セクハラやパワハラが横行している会社はコンプライアンスを軽視しているため、そのような専門部署、窓口はおそらく設置されていません。
そんな会社は居続けるだけ損です。
勤務するだけで日々嫌な思いをするのです。
そんな会社なんて辞めてしまえば良いのです。
今は人手不足の会社はたくさんあります。
あなたがその気になればすぐに転職先は見つかるはずです。
少し時間をかければ年収アップできるような転職先だって簡単に見つかるかもしれません。
パワハラやセクハラが日常になっている職場で我慢する必要なんてないのです。
今よりも条件の良い就業先を見つけてさっさと転職してしまうのも解決の一つの手です。
まとめ
正直パワハラ、セクハラと冗談の境目は非常に難しいです。
私も後輩に冗談で言ったことで嫌な思いをさせてしまったことはたくさんあります。
後で周囲の人から、
と聞かされたりすると、わざとではないにしても私自身も落ち込んでしまいます・・
私のように自分で主観的には嫌なことを言ったつもりがなくても、言われた本人や周囲の同僚などが客観的に聞くと、相手が傷つくようなことを言っているということはあるのです。
従って、まずは嫌なことを言っているということを言った本人に自覚させることが重要なのです。
自覚させた上で反省が見られないようであれば、社内的に問題視するべきですし、そもそも社内がパワハラ、セクハラだらけの会社であればすぐに退職/転職した方が良いでしょう。
今の仕事が好きでもあなたが嫌なことしてくるような職場に居るべきではありません。
同じ仕事が出来る会社は他にも必ずあるはずですし、パワハラ、セクハラが当たり前のように存在する会社からは転職した方が絶対に将来性があります。
今は登録するだけであなたのスキルや経験を評価してスカウト、オファーをしてくれるような転職支援サービスもあります。
とりあえず登録だけしてみて色々な求人を見てみるのも良いですね。