あなたは毎日どれくらい残業していますか?
また、残業することに罪悪感はあるでしょうか?
と思っている人は要注意です。
残業すればするほど人事評価が良くなる会社はこれからの世の中、大変成長しにくくなるでしょう。
残業が多いだけならまだマシですが、サービス残業が当たり前の会社もまだまだ多いです。
そんなブラックな会社で働き続けるとどれだけあなた自身が損しているのかを考えてみたいと思います。
サービス残業をするとどれくらい損するのか
当たり前ですが、どれだけの時間サービス残業をしているかであなたがどれだけ損しているかが大きく変わります。
サービス残業を容認している会社はそもそもブラックなので、残業時間も多いことが普通です。
毎月100時間を超える残業をしていて、残業代が出ていない最低なブラック企業だとどれくらい損しているか考えてみましょう。
時給は1,000円くらいもらえている人だと、超勤時間は1.25倍もらえます。本当は深夜残業をすると給料は1.5倍になるのですが、ややこしいので深夜残業は除いて考えてみると、
<本来もらえている残業代>
時給1250円 × 1か月100時間の残業 × 12か月 = 1,500,000円
この計算だと年間150万円は損しているということになります。
本当は深夜残業も計算に入れなければならないので、損している金額はさらに数十万円加算しなければなりません。
100時間まで残業していなくても、毎月50時間のサービス残業なら年間75万円も残業代を貰い損ねていることになるのです。
無給でタダ働きする程勿体ないことはありません。
サービス残業をさせている会社は基本給も低い
サービス残業をさせている会社は、利益を従業員に還元することよりも会社をもっと大きくすることを優先しています。
つまり、どれだけサービス残業でたくさん働いても上がる給料はたかがしれているのです。
ブラック企業の中ではサービス残業をたくさんした方が他の社員よりも出世が早いかもしれません。
ブラック企業の中だけで見ると、サービス残業をたくさんしている人の方が評価されて基本給も高いでしょう。
しかし、他の優良な他企業であれば、評価されて出世することによる基本給の上り幅は大きいはずです。
ホワイトな企業だと昇給の金額も多く、さらに残業代も当たり前のようにもらえます。
では、今の自分の給与が本当に低いかどうか確認するにはどうすれば良いのでしょうか?
今の自分の給料が低いかどうかを確認したいのならあなたの市場価値を算出してくれるツールがあります。
大手の転職サイトのリクナビネクストやミイダスへ登録するとあなたの経験やスキル、知識から今の年収相場が計算される機能を利用できます。
その金額に比べて今の年収が全然低いのであれば、今の会社がブラック企業であることが分かり、会社を辞めて転職する充分な理由となるでしょう。
<年収算出ツールのある転職サイト紹介記事>
サービス残業させている会社は社会的地位が落ちる
会社がサービス残業や法定を超えた長時間残業をさせていると、そのことが発覚した時には大問題になります。
大手飲食店が従業員に長時間労働をしかも無報酬でさせて大きなニュースになっているのを見たことはありませんか?
大きなニュースになってしまうと、会社の信用は失墜します。
大手の会社であればあるほどブランドが汚れて本業にも悪影響を及ぼすのです。
もしあなたの会社が残業を推進するブラックな企業なら、遅かれ早かれそのことを労働基準監督署にチクる従業員が出てくるでしょう。
ザービス残業をさせていたり、法定で決まった以上の長時間残業をさせているのならチクられた会社は一発アウトです。
労働基準監督署から調査が入り、残業をさせないよう指導されるのです。
普段から従業員に残業をさせてようやく回っているような会社だと、NO残業になった途端に業務が回らなくなります。
仕方なく従業員を補充し、会社の利益よりも従業員の労務費の方が高くなって倒産するなんてよくある話です。
倒産までいかなくても、倒産を防ぐために従業員の給料が上がりづらくなったり、従業員に対して減給してくる会社もあるでしょう。
長時間労働を推進している会社は今後苦労することは目に見えていますね。
まとめ
これからは従業員にサービス残業や長時間労働をさせている会社は絶対に生き残れません。
コンプライアンスをおろそかにしている会社は衰退していくでしょう。
今あなたがブラック企業に勤めているのであればタイミングを見て転職すべきです。
ブラックなことをしている会社はいつかそのことが明るみに出ます。
その時には会社の本業にも悪影響を及ぼし、儲からなくなって従業員の給料や待遇まで低くなってしまうでしょう。
せっかく長く働いてきてそれなりの役職になっていても、会社に利益が出なければ給料も出ないのです。
プライベートの時間を削って会社のために働いているのに、そのうち会社が倒産してしまっては意味がありませんよね。
そんな最悪の事態を防ぐためにも、ブラック企業に勤めている場合には出来るだけ早い転職をお薦めします。
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