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【部下/後輩成長のメリット】育成で残業が増えるのは一時的。成長に嫉妬せず育てよう

会社に長年勤めている人ほど、色々な仕事がこなせるようになり、抱えている仕事の量も増えているはずです。

その業務の中には、部下や後輩を育てることも含まれているのではないでしょうか?

日々の業務で忙しいのに、部下や後輩を育成することに労力なんか費やしたくない!

と思っている人もいるでしょうが、それは大きな間違いです。

部下や後輩を育てることは大変なように感じますが、実はそうではないことをご説明していきます。

部下や後輩を育てるとあなたの残業時間が減る

部下、後輩に仕事を教えると、その後で残った仕事を片付けなきゃいけないから残業が増えるんだよな~。

と、思っている方は大間違いです!

あなたの残業時間が増えるのは最初の2、3日~1週間くらいだけです。

その後はどんどんあなたの残業時間が減っていくことは間違いありません。

あなたが部下や後輩にキチンと業務を教え込めば、部下や後輩があなたの片腕として実務をこなしてくれるからです。

ただ、教え方が下手だといつまでたってもあなたの仕事をこなしてくれないという状況にもなり得ます。

正しい教え方で部下や後輩を育成すればあなたの仕事は確実に楽になるはずです。

仕事を部下、後輩に教えるコツ

あなたの仕事を一から十まですべての業務を一度に詰め込もうとしてはいけません。

相手は絶対にパンクします。

教え込むなら一つ一つです。

一つのことを教えて、一度相手に任せてみて、こなせるようになれば次の仕事を教えるという手法が最も確実です。

この方法で教えていけば、あなたも一つ一つですが、着実に仕事が減っていきますよね。

さらに丁寧に教えれば教えるほど相手も早く正確に仕事をこなしていくことができるはずです。

教え方が下手な上司や先輩だと、よく

ダメ上司
ダメ上司
あいつに仕事教えてるんだけど、覚えが悪くて全然仕事こなせないんだよ。

と言っている人がいますが、その人は大抵教え方が下手なだけなのです。

確かに教えられる人も優秀な人であればあるほど、たくさんのことを教えられてもすぐに覚えられるでしょうし、すぐに仕事をこなすことができるでしょう。

しかし、優秀であろうとなかろうと、丁寧に確実に仕事を教えていけば1つのことは絶対できるようになるはずです。

時間をかけて1つのことができるようになったら、また次に時間をかけて1つのことをできるようにすれば、2つのことができるようになります。

これを繰り返せばよいだけです。

部下や後輩が優秀かどうかはこの1つのことを教える時間がかかるかどうかに差は出るでしょうが、それは仕方ありません。

部下/後輩が仕事を覚えるのに時間がかかるからといって、教えるのを諦めたらそこまでです。

あなた自身が楽になることを期待して、じっくり腰を据えて部下/後輩を教育していきましょう。

部下や後輩の力量に応じた仕事を任せよう

部下や後輩がこなせないような仕事を振るアホな上司、アホな先輩になってはいけません!

一気に大量の仕事を教え込むことはもちろんNGですが、難易度の高い仕事をいきなり任せようとするのもNGです。

あなたが部下や後輩の実力を確実に見極められて、その力量に見合った程度に高い難易度の仕事を与えるのであれば別です。

しかし、あなたに相手の能力を見極められるだけの眼力がないのであれば、いきなり難易度の高い仕事を教えたり、任せたりするのは辞めた方が良いでしょう。

一番無難な方法はやはりあなたが持っている仕事の中で一番簡単な仕事を教えて任せていくことです。

当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、意外と実践できていない上司、先輩の方々は多くいらっしゃいます。

まずは簡単な仕事を教えこみ、その仕事をこなしていく部下/後輩の姿を見ながら、あなた自身も相手の能力を分析できる能力を身に付けることで、次にその仕事を教えるのかを考えるようにしましょう。

部下や後輩の成長に嫉妬するな!

部下や後輩が育たない原因の1つとして、自分の実力を超えてしまうのが怖くて、わざと効率良く仕事をこなすための知識やスキルを隠しながら仕事を教える上司/先輩がいます。

こういう上司や先輩は器の小ささがすぐ周りに分かってしまうため、全く尊敬されません。

仕事を効率良くこなす具体的な方法を教えないため、その仕事を出来る人数がだんだん減ってきます。

最終的にうまく仕事をこなせるのが1人だけになることで、ある一定のポジションまでは偉くなることができるのですが、それ以上昇進できないのがこのタイプの人です。

他に同じ仕事が出来る人がいないと全て自分で抱えてしまうことになるので、いつまでたっても仕事が楽になりません。

仕事を休もうものなら、翌日にたまった仕事をこなさなければならないため、残業しなければならないことが確実です。

場合によっては、仕事を休むこともできないかもしれません。

本人は、

ダメ上司
ダメ上司
仕事は盗むものだ!

とか

ダメ上司
ダメ上司
先輩の背中を見ながら自分で成長しろ!俺もそうしてきた!

みたいなことを言うのですが、単なる言い訳です。

自分以上に優秀になられたら困る、という考えからわざと教えない人が意外と多いのです。

あなたがもしこのタイプであれば、周囲から冷たい目で見られること間違いなしです。

あなた自身の仕事を楽にするためにもスキル、専門知識は全て周囲に伝えていくことを心掛けてください。

部下や後輩を育てることであなたも相乗的に成長できる

先ほども記載しましたが、部下や後輩を育てることで、

ダメ上司
ダメ上司
もしかしたら自分よりも仕事が出来るようなってしまうかも・・・

と部下や後輩の実力があなたを追い越してしまう心配をしているのであれば、いらぬ心配です。

本来は部下/後輩の成長は喜ばなければなりませんが、積極的に教え込んだことによって自分の先を行ってしまうと、確かにちょっぴり悔しいですよね。

しかし、部下や後輩が自分よりも実力をつけてしまうかもしれないという焦りがあなた自身の成長も促進させてくれます。

部下、後輩に追い越されまいと、自然に仕事を頑張ったり、勉強をしようとするからです。

優秀な部下であればあるほどあなたの成長も促されるはずです。

つまり、あなたが損をすることは一切なく、お互いにwin-winの関係になれるのです。

部下に追い越されると悔しい!と思う人ほど逆に得をします。

部下に追い越されまいと自分自身も頑張るからです。

従って、部下/後輩に追い越されないように、仕事のノウハウをわざと教えない人程、キチンと教える事で実は得をするはずのタイプの人なのです。

もしあなたがこのタイプなら、恐れずに次世代の育成に力を入れてあげてください。

まとめ

結局、部下や後輩に対して仕事を教えてあげることにデメリットなんてありません。

教えている時は確かに時間をとられますが、長年会社に勤めることを考えればほんの一瞬の話です。

1日~2日だけ教える時間をとることができれば、そこで教えた仕事はあなたが1人で抱えなくてもよくなるはずです。

自分自身のためにも、人材育成をすることを後回しにせず、優先的に実行していきましょう。

ABOUT ME
ホクホク
ホクホク
30代男性。採用担当の仕事を経験し、転職サイトや転職エージェントともやりとりをしてきた。自身も転職活動経験済み。その後、総務・経理・企画等、事務系の仕事は一通り経験する。楽して稼ぎたいという気持ちと、身近な友人や同僚が仕事の精神的苦痛で自殺してしまったショックから、少しでも仕事に悩む人を救いたいという両極端な気持ちからブログを始めた。

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