毎日仕事をしていると上司や先輩から怒られることもあるでしょう。
ただ、怒られる頻度があまりに多すぎると
と真剣に悩んでしまいますよね。
優秀な管理職は部下の仕事ぶりを見て、ハードルの高い仕事をやりとげた時はキチンと褒めて、しょうもない失敗をした時にはキチンと叱ります。
飴と鞭をしっかり使い分けるのです。
なので、同じ過ちを繰り返したり、単純なミスを多発しない限り毎日のように怒られるということはないはずです。
つまり、あなたが上司に怒られた時にはそれだけだけの理由があるのです。
キチンと反省し、次は同じ失敗を繰り返さないという意志、気持ちを持たなければなりません。
という意識を持ちながら仕事を進めているのであれば、上司もその意気込みを買って、すぐに怒るようなことはしないはずなのです。
ということで、今回は上司に怒られないように意識すべきことについて解説していきます。
もし上司から言われたことを注意しながら仕事をしていても頻繁に怒られるのであれば無能上司である可能性が高いです。
無能上司を持ってしまうとこの記事に書いてあることを実践しても無駄なので、自分の職場環境を変えるための行動を起こした方が良いでしょう。
単純な誤字脱字や計算ミスをなくす
単純な誤字脱字が多かったり、文章の「てにをは」の間違いや計算間違いが多いとそれはもちろん叱られるでしょう。
上司に
と急かされて急遽作成した資料で、見直しをする時間がないのであれば誤字脱字等のミスがあるのは仕方がありません。
しかし、
と、あらかじめ納期を指定され、数日間の余裕がある資料であればその日、時間までに見直しは何回もできるはずですね。
その見直しを怠ってしまったことは紛れもなく自分自身の責任です。
と思っていても提出した資料は嘘をつきません。
間違えてしまったことは真摯に受け止めて、同じ間違いをしないように次の仕事に活かしましょう。
終わった仕事の振り返り、反省をしない社員はなかなか成長できません。
次の仕事でも同じ失敗をしてしまうからです。
1度の失敗であれば上司も許してくれるでしょうが、2回、3回と同じ失敗を繰り返してしまうと、どんなに温厚な上司もイライラすることでしょう。
よく誰に対しても叱らない上司がいると思いますが、実は叱らない上司の方がタチが悪い場合があります。
部下が失敗しても指摘せずに上司が直してしまうため、自分で犯した失敗が分からず、何度も同じミスをしてしまうことになりかねません。
温厚な上司は、怒らない、叱らないため温厚に見えるのですが、実は部下の評価を査定する時には非常に厳しかったりするのです。
という時はあなたが知らない間に失敗を繰り返してしまっている時だと思います。
立場が上になればなるほど、他者を説得できるようなロジカルな説明資料の作成を求められると思いますが、どんなに手が込んだ資料であろうと、単純な誤字脱字や計算ミス等があると一瞬で説得力がなくなってしまいます。
そうならないためにも、資料を作成した後は自分自信でダブルチェック、トリプルチェックを行い、単純なミスは完全に無くしていくことを心掛けましょう。
イベントのスケジュール調整や段取りを確実に行う
よくあるのが、飲み会の幹事ですね。
何月何日に実施して、会費は傾斜をつけて管理職はいくらにして、スタッフはいくらで、場所はどこで何人参加して喫煙できて・・・・
単純に飲み会の幹事でも結構考えなければならないことは多いです。
特に社長や役員が来るとなると気を遣いますよね。
大きな会議を開く時にはより難易度が高くなります。
大勢の参加可否の調整だけでなく、どの部署からどんな資料を集めなければならないか把握し、期日までに集めて人数分印刷し、食事は準備するかどうか、司会進行は誰で・・・
と、事前に準備する事項が一気に増えます。
この大きなイベントを調整するとなるとなかなか難しいのですが、調整をしくじると他部署からの評価も下がってしまいます。
他の通常業務をミスするよりも上司からは厳しく怒られることもあります。
考えることは多いですが、専門的な知識も必要ないため、事前によく計画を練って下準備を念入りにしておけばミスすることはありません。
準備事項を一覧にまとめて、一つ一つ準備完了したことをチェックしながら進めていきましょう。
特に、イベントの開催案内メールが参加予定者に届いていなかったりすると致命的です。
まずは参加者全員に案内がいっているか念入りに確認し、誰が参加で誰が欠席なのか間違えのないようにしておきましょう。
要点を絞って大事なことを伝えるようにする
仕事に関する内容となると、専門的な知識も必要となります。
専門的なことだと自分自身が完全に理解できていないと、うまく相手に説明が伝わらない時があります。
自分の仕事内容を他者に説明するのは意外と難しいのです。
法務や経理など、特に専門的な知識、用語を必要とする部署ほど自分自身が内容を理解していないと、うまく説明できません。
上司へ何かを説明する場は日常的に発生しますし、他部署の方へ説明する機会もあると思います。
特に他部署の人へ説明する時には専門的な仕事内容を理解した上で、要点をおさえて説明しないと相手になかなか理解してもらえません。
相手に上手く説明できないということは、他部署へ仕事を依頼できないということにもなります。
メールを出したり、直接依頼内容を伝えに言っても、相手が理解できないため、あなたが欲しい答えと異なる回答が返ってきてしまうのです。
この説明ができない人には他部署の協力が必要となる仕事は任されません。
部内の仕事しか任されないため、知見が狭くなってしまい、部門横断でバリバリ仕事をしている人と比べると成長が遅くなってしまいます。
他部署から頼られるという感覚もないため、仕事にやりがいが見いだせなくなってしまうのです。
こうならないためにも、まずは自分自身が扱っている仕事を完璧に理解し、その仕事内容を相手に伝えられるような話術、コミュニケーション能力もあわせて身に付けましょう。
まとめ
上司や先輩に怒られないために意識すべきことを3つ挙げさせていただきました。
- 単純な誤字脱字や計算ミスをなくす
- イベントのスケジュール調整や段取りを確実に行う
- 要点を絞って大事なことを伝えるようにする
難易度的には①が最も低く、②、③と徐々に上がっていきます。
単純なミスが多いという人は、②、③のことは意識せずに、とりあえず単な誤字脱字、計算間違いをなくすことを意識しながら仕事をしてください。
これらのことを確実にできるようにすればそう簡単に上司や先輩から怒られることはなくなります。
この単純なミスがなくせないと、イベントの調整だろうが他部署への説明や依頼だろうが、全ての業務においてシンプルなミスが多発してしまいます。
単純なミスが多発してしまうと、上司からの信頼もなくなり、本当に簡単な仕事しか任されなくなり、業務量もどんどん減ってくのです。
ちなみに、仕事をする上ではPDCAを意識すべきだと一般的に言われています。
<参考>
P:Plan(計画)
D:Do(実行)
C:Check(評価)
A:Action(改善)
新卒向けの研修ではこのPDCAを回すようにと言われるでしょうが、意外と難しいです。
単純なミスが頻発する場合、PDCAを意識する以前の問題であるため、まずは今回解説した3つのことを完璧に出来るようになることを第一に心がけましょう。
という人はそもそも職場や上司が良くありません。
心を病んでしまう可能性が高いため、早めに転職活動などを行って職場環境を変えることをおすすめします。