仕事、退職、転職

うつ病や適応障害になっても治療と仕事を両立させるための方法

今の職場が原因でうつ病、適応障害になってしまうと、毎日の仕事のパフォーマンスが低下し、出社することすら難しくなってきます。

朝起きて会社へ行こうとすると

女性従業員
女性従業員
もう同僚の顔も見たくない
男性従業員
男性従業員
また今日も上司からパワハラ受けなきゃいけないのか・・・

などと考えてしまうのではないでしょうか。

私も会社に入社したばかりの頃はうつの時がありました。

朝起きて会社に行こうとすると気持ちが悪くなり、出社途中で吐きそうになったりしていました。

そんな状態で仕事をしても全くうまくいかないんですよね。

注意力散漫になってミスだらけになってしまい、毎日上司から詰められてどんどん症状が悪化していくわけです。

これでは同じ職場に出社し続けるかぎり、治療は進みません。

過去うつ病になった私の同僚たちも、うつ病が発症した職場で完治出来る人はいなかったです。

今と同じ職場で仕事をしながら治療をするのは非常に難しいため、環境を変える必要があります。

うつ病のことを言えば会社側も多少気を遣って業務量を減らしたりしてくれるかもしれませんが、人間関係、仕事内容が大きく変わらないかぎり治療が進まないことの方が多いです。

結論としては、治療しながら仕事も両立するのであれば異動するか転職するかのどちらかが必要ということです。

※すぐにでも転職をしたいという方はこちらの記事をご覧下さい。

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異動の申請をする

うつ病や適応障害を治療しながら仕事をするにはまず職場環境を変えることが一番の方法です。

病気の原因となった職場ではまず回復できません。

異動や転職をせずに働き続けた場合には以下のようなことが頻発してますます苦しくなってしまうでしょう。

  • ケアレスミスが多発する
  • 上司や同僚の声が頭に入らない
  • 机の上が片付けられない
  • 自分の身だしなみが整えられない
  • 少し前に何の仕事を終わらせたか忘れている
  • 吐き気がする

このようなことを抑えていくためには職場環境の変化は必要です。

会社が大きい場合だと、全国各地に拠点があって異動を申請できるところもあると思います。

異動が申請できる会社であれば躊躇せずに言いましょう。

また、うつ病や適応障害であることも隠さずに言ってください。

病気であることを隠してしまうと、異動させてもらえる可能性は低くなりますし、治療に協力してもらうことができません。

うつ病、適応障害は誰でもなり得る可能性がある病気なので恥ずかしがらずに言ってください。

もし病気のことを打ち明けたことで理解を示さない会社は時代遅れです。

明らかブラック企業なので良い辞める口実ができたと思ってさっさと退職すると良いでしょう。

異動が難しいなら転職活動を行う

異動が申請できない職場に勤めていたり、異動を申請してもいつ承認されるか分からない場合には転職活動を始めてしまいましょう。

異動を待っている間にもあなたの体調は悪化していくはずです。

それならさっさと転職活動を行って、他社から内定をもらってしまえばよいのです。

転職活動中に異動が決まったのであれば、その時に転職した方が良いか異動した方が良いか改めて考えれば良いだけです。

ただ、うつ病や適応障害をかかえながら待遇の良い求人を探したり、自分で応募して採用選考を受けるのはかなりしんどいかもしれません。

それなら転職活動のプロにサポートしてもらうのが良いでしょう

転職活動のプロが支援してくれるサービスが転職エージェントです。

あなた専属のキャリアアドバイザーが付いてくれて、あなたの希望に合う求人の紹介から採用選考、入社待遇交渉まで徹底サポートしてくれます。

しかも完全無料で利用することができます。

これは、求人を掲載している会社側が求職者の代わりに費用を負担していることから可能となっている転職支援サービスです。

プロに任せた方があなたが自分で求人を探すよりも優良な職場が見つかる可能性は高いです。

自分で転職活動するよりも楽をすることもできるでしょう。

なお、転職エージェントの中にも色々とあり、ゲーム業界専門、看護師専門など、業界や職種に特化した転職エージェントがあります。

あなたの就きたい仕事内容が決まっているのであれば特化型の転職エージェントを利用すべきです。

特化型の転職エージェントだと所属するキャリアアドバイザーの仕事内容への理解力が段違いですからね。

特に希望の業界や職種がなくて給料や福利厚生面などの待遇で転職先を選びたい場合には大手転職エージェントを活用しましょう。

また、うつ病など病気や障害を持った人に特化した転職エージェントもあります。

うつ病に理解のある職場に就きたいのであればそれに対応した特化型転職エージェントを利用するものおすすめですよ。

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退職した後なら就労移行支援も利用可能

退職した後なら就労移行支援という福祉サービスの利用も可能です。

就労移行支援は単なる就職活動のサポートではありません。

障害や病気を持った人を転職先で即戦力になれるように様々なスキルを身に付けるための訓練を受けることができます。

<就労移行支援サービスで採用している訓練プログラム例>

  • 基本PCスキル(ワード、エクセル、パワーポイント)
  • ストレスマネジメント
  • ビジネスマナー

他にも、専門的なスキル習得ができる簿記、プログラミング、英語や中国語スキルの訓練プログラムなどを用意しているところもあります。

また、転職先、次の職場を紹介してくれる場合もあります。

うつ病に理解のある職場を紹介してくれるため非常に安心です。

就労移行支援を利用した場合、転職後の定着率はどこの支援も平均90%前後で、転職成功の可能性が高いことが分かります。

専門的なスキルを身に付けながら自分に合った職場を探したいなら就労移行支援は強力なサポートをしてくれるでしょう。

ただし、転職エージェントとは異なり、前年の世帯収入額によっては利用料金がかかるところはデメリットです。

就労移行支援を利用している人の9割は無料で利用できているため、料金がかからない確率の方が高いのですが、料金については利用したい就労移行支援に聞いてみましょう。

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まとめ

うつ病や適応障害になってしまったのであれば仕事との両立は確かに難しいですが、できないことはありません。

今の職場で働き続けず、職場環境を変えて無理なく働くことが出来れば治療と仕事は両立できるでしょう。

なので、まずは今の職場環境から抜け出すことを第1に考えてください。

うつ病がさらに悪化して自殺を考えるようになってしまったらそれはもう一大事です。

そうなる前に、今の職場を退職するか、すぐに退職が難しければ休職でも良いでしょう。

最も大事なのはあなたの健康なのです。

あなたをうつ病や適応障害にした職場に遠慮なんていりません。

ブラックな職場はさっさと見切りをつけて退職してしまいましょう。

もし退職を強く引きとめられてなかなか辞められない時は、退職代行サービスというものもあります。

最終手段とはなりますが、あなたの身体や心が壊れる前に退職代行を利用してでも退職してしまいましょう。

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ホクホク
ホクホク
30代男性。採用担当の仕事を経験し、転職サイトや転職エージェントともやりとりをしてきた。自身も転職活動経験済み。その後、総務・経理・企画等、事務系の仕事は一通り経験する。楽して稼ぎたいという気持ちと、身近な友人や同僚が仕事の精神的苦痛で自殺してしまったショックから、少しでも仕事に悩む人を救いたいという両極端な気持ちからブログを始めた。

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