今年入社したんだけど、思っていた職場と全然違ってもう退職したいと感じていませんか?
でも周りの人達からはすぐ辞めるなんて勿体ないとかなんとか言われて止められるから辞めようにも辞められないという状況になって困りますよね。
私も人事という立場だったので、新入社員ですぐ辞めたいと言い出した従業員を必死に止めていた経験があります。
しかし、今の職場が合わないという気持ちがあるのなら、実は退職してしまった方が良い可能性の方が高いのです。
入社して数か月の新入社員だとしても、つらい感情を抑えながら働き続けるのは良くありません。
ということで、新入社員でも会社を辞めたい気持ちを我慢してはいけない理由について解説していこうと思います。
目次
新入社員だけどもう会社を辞めたいなら我慢せず退職すべき理由
新入社員の時にはやる気に満ち溢れている人もいるでしょうし、逆に嫌々働いている人もいるでしょう。
ただ、どちらにしても入社してすぐに
とまで思う人は要注意です。
入社してわずかの期間で辞めたいとまで感じてしまうということは、何かしら原因があるはずです。
その原因を放置し、我慢して働き続けるとあなたに大きな損害が出てしまうかもしれないのです。
会社を辞めたいと感じさせる原因
入社してすぐに会社を辞めたいと思ってしまう人の理由は主に以下のようなものではないでしょうか?
<会社を辞めたいと思う原因>
- 残業が多い、休みがとれない
- サービス残業が常態化している
- 上司がパワハラ、セクハラをしてくる
- 社風が合わない
どれも働き続けるにはっとても重大な障害となりますね。
残業が多い、休みがとれない
残業が多かったり休みがとれなかったりすると、プライベートの時間がとれず、同居している家族がいれば家族サービスなんて全くできなくなってしまいます。
一人暮らしでも自分の好きな趣味に時間をとることが難しくなってしまい、ストレス解消が出来なくなってしまうでしょう。
サービス残業が常態化している
残業時間が多い上に、残業しても残業代が出なかったりすると最悪です。
今でもサービス残業が常態化している会社は結構あります。
時給1,000円の職場で1日3時間残業すると年間およそ1,000,000円分もタダ働きしていることになります。
上司がパワハラ、セクハラをしてくる
上司のパワハラやセクハラがある職場はまだまだたくさんあります。
あなたの今の上司がパワハラ、セクハラをよくしてくるなら、おそらくそれを許している社風の会社なのでしょう。
異動になったとしても同じようなことをしてくる上司はいると思うので、異動を願って働き続けても結局似たような上司を持つ可能性が高いです。
社風が合わない
社風が自分の性格に合うかどうかも非常に重要です。
パワハラ、セクハラをするのが当たりまえな社風となっているブラック企業もあります。
しかし、そんな明らかなブラック企業でなはなく、ホワイト企業であったとしても、あなたの性格に合わない社風の会社だとそれだけで辛い目に合うかもしれません。
あなたが理論派タイプだと仮定して、色々と念入りに準備して仕事を進めていく性格だったとしましょう。
しかし、とにかくフットワークの軽さを大事にする社風の職場だと、あなたの仕事の仕方は歓迎されません。
と言われる可能性が高いです。
入社する前は社風なんてあまり気にしていない人が多いですが、いざ入社して仕事をしてみると、社風次第であなたの仕事のしやすさが大きく変わるのは事実です。
従って、社風が自分の性格に合わないというのも立派な退職理由になり得るんですね。
我慢し続けるとうつ病や適応障害になって仕事に影響を及ぼす
辞めたいと感じている職場で無理に仕事を続けてしまうと、自分の体調を崩してしまう可能性があります。
精神的に追い込まれてうつ病や適応障害といった精神障がいを抱えてしまうおそれがあります。
これらの病気は全然珍しいものではありません。
どんな人でもかかる可能性があるのです。
色々な統計がありますが、例えば、うつ病に関しては生涯で1度でもうつ病になったことがある人の割合は16%とも言われています。
6~7人に1人くらいの確率なので、非常に多いと感じるのではないでしょうか。
私も新人時代にうつ状態となりましたが。精神的な病気にかかる前には前兆があります。
段々と会社への出社がつらくなってきたり、仕事上のちょっとしたミスが多くなってきたり、机の上が整理できなくなってきます。
私は会社へ出勤するのが本当につらかったです。
電車に乗ろうとすると吐き気がしてきて、今から会社に行くんだと思うと、涙が出てきたこともあります。
このような状態になってくると、精神科を受診することをおすすめします。
一つの職場だけでは他の職場と比較できない
結局今の職場が良いか悪いかなんて、一つの職場しか見てない時点で判断ができないのです。
入社して
と思い込んでいたら、実は稀にみるブラック企業だったりします。
ブラック企業に勤めていたとしても、一つの会社しか経験していないと今の環境、待遇の悪さが当たり前なんだと感じてきます。
長く働き続ければ続けるほど慣れてくるため、あなた自身もブラック社員となってしまうこ可能性大です。
そうならないためには新入社員の時に感じる
という感覚を大事にすることが重要です。
のように、あなたの想像を超えた大変さや待遇の悪さが日常的な会社ならブラック企業の可能性が高いです。
自分の感覚を信じて思い切って転職してみるか、学生時代の同級生から他の職場の話を聞いてみた上で判断するのも良いですね。
給料がいつまでも上がらない可能性がある
と、嫌々働いていると自分自信のモチベーションは全然上がりません。
つまり、仕事の成果も出しづらい状況になってしまうということです。
そんな状態で働き続けていてもなかなか出世、昇進できずに思うように給料も上がっていかないでしょう。
それなら、モチベーションが上がる他の会社に転職した方が良いです。
十数年後には今の会社で働き続けた時と転職した時では年収が全然違ってくる可能性が高いです。
自分のモチベーションは仕事の成果につながり、結果自分の給料に影響するため、モチベーションを保てない会社で働き続けることは避けた方が良いでしょう。
いつまでも安い給料で働き続けることになってしまいますからね。
新入社員で辞めたいと感じても我慢すべきこと
新入社員の時に非常につらいのが、仕事を覚えることです。
最初は何も分からないため、周囲から頼りにされず、注意されてばかりで
とネガティブな思考になってしまうことがあります。
しかし、これは何とか我慢して耐えましょう。
仕事を覚えて一人で出来るようになるまでの辛抱です。
どんなに難しい仕事でも時間さえかければ覚えることが出来ます。
仕事を覚えるまでは非常につらい期間になるかもしれませんが、それを耐えることが出来れば毎日の仕事にやりがいを感じられることも増えるでしょう。
どんな仕事でも覚えて自分ひとりでこなすことが出来れば非常に自信がつくはずです。
まずは何か一つでも他の人には負けない得意な仕事をつくるのが良いですね。
新入社員だから会社を辞めづらい時の対処法
入社したばかりでどうしても退職を言い出しづらいということもあるでしょう。
しかし、逆に考えると、新人であまり戦力になっていないこらこそ辞めやすいとは思いませんか?
ベテラン社員が抜けてしまうと、すぐに代わりが務まる社員がいなければ会社側は非常に困ってしまいます。
しかし、新人は違います。
まだ完璧に一人でこなせる仕事はないため、いきなり退職しても会社が本当に困ることはありません。
それなら、会社に迷惑となる前に退職してしまった方が上司や同僚も助かるはずです。
仕事を覚えてきて、一人で仕事を任せられるようになってきた段階で辞められる方が会社としては困りますからね。
辞めたいという気持ちをどうしても自分から言えないという人は、退職手続きを代行してくれるサービスはたくさんあります。
多少料金はかかりますが、あなたは出社しなくても退職できてしまうため、最終手段として退職代行サービスを利用するのも良いでしょう。
まとめ
会社を辞めたい、もう続けていくのはしんどいと感じているのなら、新入社員だったとしても、そんなこと関係なく辞めてしまった方が良いです。
どんな理由、原因であれ、あなたがそう感じ続けるということは今後仕事に対してモチベーションが上がることは少ないでしょう。
仕事上の成果を出せるチャンスが少なることはもちろん、最悪うつ病や適応障害になってしまう可能性まであります。
精神的な疾患は一度かかってしまうと、完治するまでにかなりの期間が必要になります。
特に、発症の原因となった職場で働きながらの治療は非常に難しいです。
私の周りにもうつや適応障害になった人はたくさんいますが、同じ職場で働き続けて完治した人はいません。
異動になって回復した人はいますが、同じ職場で働き続けた従業員は全員退職してしまいました。
無理をし続ければあなたにメリットはありません。
自分の感覚を信じて、今の仕事、会社で働き続けるか、別の会社へ転職するかよく検討するようにしてください。
という人は転職エージェントに相談してみてください。
転職エージェントは専属のアドバイザーが付いてくれる転職活動支援サービスですが、完全無料で利用することができます。
転職活動をすべきかどうかという相談にも親身になって聞いてくれます。
タダで転職活動のプロからの助言が聞けるので、ひとまず相談してみるのも良いでしょう。
とりあえず相談してみるなら大手転職エージェントのdodaをおすすめします。